設計について


建築は住宅や公共施設など、さまざまな目的のために建てられます。
またとても多くの要素が複雑に絡みあって出来ています。
建築が建つ場所をベースとし、何のために建てるかという目的との間に、検討すべき点や構成する要素が数限りなくあり、できあがる建築物には無限の可能性が考えられます。
それらをひとつひとつクリアにし、方針を与えていくことで、さまざまな可能性を収斂し、世界で唯一の建築が完成します。
そのための方針として以下の事柄に沿って建築の実現を目指すとともに、その過程のひとつひとつを大切にし、ご依頼主と出来る限り共有して進めて参ります。

 

  • ・ご依頼主との対話を最も重視し、先入観や既成の概念にとらわれることのないモノづくりを実現します。
  • ・住まい手の暮らしを見つめ、暮らす場所を一緒につくります。
  • ・目的となる用途について依頼主さまとよく考え、真の目的に合った建築をつくります。
  • ・建築が建つ場所の気候をよく理解し、自然の力を最大限利用し、できるだけ自然と寄り添って暮らす、使用することのできる建築をつくります。
  • ・建築が建つ場所の風土をよく理解し、その場所の文化的文脈を大切にする建築をつくります。
  • ・日本の伝統的な技術・工法を理解し、その技を現代の考え方とともに用い、現代の暮らし、使われ方にあった空間/建築をつくります。
  • ・可能な限り自然に近い素材を使用し、人にやさしい空間をつくります。
  • ・可能な限り人工負荷の少ない材料・工法を使用し、地球にやさしい建築をつくります。
  • ・つくられる建築がご依頼主の要望をはたすとともに、さらに快適な空間づくりを行います
  • ・つくられる建築/空間がご依頼主の要望をはたしたうえで、できるだけ長く使用することのできる建築をつくります。
  • ・つくられる建築/空間がご依頼主の要望をはたしたうえで、町・地域に愛される建築となるように心がけます。
  • ・以上を総合的に検討し、ご依頼主にとって最も理にかなかった建築/空間をつくります。
  • ・あたりまえですが建築/空間を構成する3要素、すなわち構造、環境、そして計画および意匠、その他をとりまく知識・技術をアップデートし続ける姿勢を持ち続けます。

ANT空間研究所 常山哲男